長編映画ワークショップ その2スポーツにおけるコミュニケーションについてのワークショップ、ブラインドサッカー体験企画3自由研究セミナー「アーサー王研究会:アルフレッド・テニスン「シャロットの女」の精読から創作へ」筑前琵琶と語りの世界 −音の力、ことばの力−

■プロジェクト名
 実験授業「自由研究セミナー:アーサー王伝説解題から創作へ
 ――シャロットの女」における身体的な空間実践(タブローから動きへ、バレエ的表現)講習会 その2



▼活動概要
▼[報告]笠井叡(KASAI Akira)が舞う
”Lady of Shalott”オイリュトミーで読み、舞うテニスンの詩「シャロットの女」





■ねらい
 詩作品には独特の韻律を備えており、作品の読みに韻律分析は重要です。本企画では、オイリュトミーという子音と母音の響きを音楽法則によって身体を覚醒させていく舞踏の文法を学ぶことによって、文字テクストの新たな読み方を得るきっかけとしたいと考えています。




■概要
 9月6〜8日開催のアーサー王ワークショップ:テニスン「シャロットの女」を読んで、体感して、作ってみようReading and Creating  Alfred Tennyson, “The Lady of Shalott”に引き続き、本作品にさらなる身体知から迫るアーサー王ワークショップ Part II:オイリュトミーで読み・舞う テニスン「シャロットの女」です。

 日本におけるオイリュトミーの先達である笠井叡(KASAI Akira)氏をお迎えし、豊かな韻律の詩「シャロットの女」を原詩の英語と翻訳の日本語それぞれをオイリュトミーの法則を応用して表現していただき、創造しようという試みです。
 詩の持つ響きをともに体感しながら「シャロットの女」の作品の深層に迫る場となることでしょう。 

 当日はオイリュトミーの初歩をご指導いただける予定です。
 テキスト:『対訳テニスン詩集』を用いて実際に身体を使う動的なワークショップとする予定です。

 本企画の直前に同じ場所で、中安佐和子氏の詩の朗読をHAPPの共同企画として行います。

 オイリュトミーとは、言葉の持つ母音や子音の響を、あるいは音の持つさまざまな音楽法則を身体に直接作用させることにより、目覚めた意識の中から人間の身体を、再び 「新しい人間」 として創造しようとする、生命的なダンス(http://homepage3.nifty.com/eury-niigata/12.22kasai.htmより)。



オイリュトミーの舞踏







■活動スケジュール
 ワークショップは2010年10月27日(水) 18:15−19:45
 来往舎大会議室にて




■関連セクション
 Section I 「アート」


■メンバー
不破有理、吉田恭子 横山千晶 迫桂 



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[活動日時]
 10月27日(月) 18:15 ― 20:30

[開催場所]
 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 大会議室

[活動目的]
 詩作品には独特の韻律があり、作品の読みに韻律分析は欠かせません。本企画では、オイリュトミーという子音と母音の響きを音楽法則によって身体を覚醒させていく舞踏の文法を学ぶことによって、文字テクストと向き合い、「シャロットの女」の新たな解釈を得ること、また解釈を通した新たな創作の場となることをめざします。

[報告内容]
身体が作る言葉、詩、オイリュトミー
母音から子音、言葉が身体の栄養素となり、
新しい身体を創造する

 本企画向けチラシのコピーです。世界的な舞踏家笠井叡氏をお迎えして、オイリュトミーによる手法により言語の音と身体の動きを一致させる参加型ワークショップを行いました。
 笠井さんは留学先のドイツでシュタイナーによるオイリュトミーを研究なさったので、ドイツ語の作品を手掛けたことはおありでしたが、英詩は初めてのご経験でした。英語の場合、綴り表記と音が一致しない場合も多く、オイリュトミーで解釈することはたやすくありません。それにもかかわらず、笠井さんは綿密に詩の韻律分析をおこない、その分析に基づいてオイリュトミーで表現してくださいました。笠井さんのプロとしての姿勢に敬意を表したいと思います。 リハーサルで何度もご自身が一行ずつ、身体の芯から発声される実に張りのあるお声で詩の韻律を確認しながら、言葉のオイリュトミーを読み換え身体言語で語られていく過程に立ち会えたことは最高の体験となりました。 最終的に、慶應のOG津森優子さんの朗読にのって、ワークショップの最後に舞ってくださった、おそらく本邦初の「シャロットの女の舞踏」は参加全員に深い感銘を与えました。 以下、当日のワークショップについて説明いたします。

 講習の前半では母音を発音しながらそれに呼応するオイリュトミーの動作を笠井叡さんの指導のもと参加者全員が学びました。その上で「シャロットの女」の詩行の音韻をオイリュトミーで身体言語化する作業に入りました。詩行の発声と身体を同化させ、アルファベットの韻律をオイリュトミーで表現することで、詩行の意味が次第に浮き上がる感覚をえることができました。直前に詩の朗読ワークショップがあり、連続して参加した方々にはかなりハードであったかもしれません。とはいえ、最初から最後まで大会議室を縦横に用いたワークショップは熱気に満たされました。
 最後に、野村喜和夫の詩「笠井叡に」を日本語(吉田恭子)と英語(Forrest Gander)で朗読して締めくくりました。


[成果]
 時間が限られていたのでオイリュトミーのごく基本のみを学ぶ講習となりましたが、その中で身体と言語が一体となる感覚を享受できたのは貴重な体験でした。テニスンの「シャロットの女」に特化したオイリュトミーであったので、詩の音韻の響きを体感でき、あらためて詩行のもつ一語一語の意味、連結のされ方による意味の強調点の違いなどに気付かされ、解釈の幅がひろがりました。
オイリュトミーの基本を学んだおかげで、詩の朗読方法、発声法にも変化が生じたのは驚きでした。
 創作面では、講習の最後には笠井叡氏がオイリュトミーの衣装に着替え、シャロットの女が呪いを受けるに至る瞬間を舞ってくださいました。笠井叡氏が9行の詩行を舞踏に昇華なさったのは今回のワークショップの大きな成果でした。 ワークショップの様子はDVDに記録保存する予定です。














笠井叡(KASAI Akira)が舞う
”Lady of Shalott”オイリュトミーで読み、
舞うテニスンの詩「シャロットの女」




[メンバー・スタッフ]
吉田恭子 横山千晶 迫桂 


[投稿者:不破有理]




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